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結婚相談所IBJの成婚率はどのくらい?計算方法など実態を調査!

約10分
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かわまた
結婚相談所(IBJ加盟店)の成婚率ってどんなものなのか気になりませんか?計算方法や考え方についてご説明します。

結婚相談所を比較検討する際の一つの目安として「成婚率」というものがあります。

もちろん「成婚(成婚退会)した人の割合」なわけですが、こんな疑問が沸いてきますよね?

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疑問女子
よく見るけどいまいちどんなものか分かりません・・・
  • 誰が計算しているの?
  • どんなふうに計算しているの?
  • 果たしてこの数値はどれくらい信頼の於けるものなのか?

こんな感じで多くの方が疑問に思っているのではないでしょうか。

今回は、この成婚率の実態惑わされないための豆知識を教えます!

もちろん、IBJ直営店の成婚率やIBJ加盟店の成婚率についても深堀してみます!結婚相談所探しの際の一つの比較材料となるかどうかをじっくりと研究してみてくださいね。

相談所が公表している「成婚率」はどのようなものか?

信用できるんですかね・・・?

まず大前提として、成婚率がどのような計算方法で算出されているものなのか?明確な基準があるかどうかを考えなければなりません。

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婚活女子
本当に信頼できる根拠のある数字なの?

ここでは信頼できる参考資料として重要な「経済通産省の調査」を見てみましょう。

経済通産省の調査によると、結婚相談所を利用して結婚に至った人の割合、つまり“成功率”は、男性の場合、わずか8.4%女性は10.1%しかありません(出典:少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書、2006年)。
算出式は「成婚者数」÷「会員数」。数値は各事業者から集めた回答の平均値を使っています。だから、結婚相談所の業界全体として成功率10%程度ととらえることができるのです。

ちなみに、この調査では成功率を「暫定成婚率」と呼んでいます。なぜ“暫定”かというと、結婚した会員の数を正確にトラッキングできないとか、いつの時点の会員数を基礎数値にするべきかなど、多少ややこしい話があるからです。

参考資料:少子化時代の結婚関連産業の在り方に関する調査研究報告書
出典:東洋経済オンライン「婚活業界の”不都合な真実”なぜ婚活の成功率はこんなに低いのか」より引用

注目すべきはこの調査では成婚率を「暫定成婚率」と呼んでいるという部分です。

なぜ“暫定”かというと、結婚した会員の数を正確にカウントできないとか、いつの時点の会員数を基礎数値にするべきかなど、定義自体が難しい部分が影響しているようです。

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かわまた
つまるところ「成婚率」の算出方法には明確な規定はないと言えそうですね。

計算方法による成婚率の変化を検証

結婚相談所 成婚率 実態
計算方法によって変わる?

先ほどの経済通産省の調査にもあるように

成婚した人数 ÷ 会員数(分母)

この計算式で算出された数値が誤解のない数値といえそうです。

とはいえ、明確な基準が存在していない以上、計算時のポイントとして人数(分母)をどの値にするかで大きく変わってきます。当然ながら、分母を小さい値にするほど数値は上昇するはずです。今回は仮に下記のデータを基に計算することにします。

サンプルデータ(分母算出条件)

  1. 総入会者数 200名
  2. 算出期間中の登録会員数 100名(例:2021年4月~2022年3月)
  3. 成婚退会した人数 20名
  4. 算出期間中の成婚退会した人数 15名(例:2021年4月~2022年3月)
  5. 途中退会した人数 20名
  6. 総退会者数(③+④) 40名

成婚退会者の人数は成功率10%程度を基に算出
途中退会者は成婚退会者と同等と仮定

それでは、サンプルデータをもとに算出方法の違いによる成婚率の変化を見てみましょう。

計算式その①「成婚退会者数」÷「①総入会者数」

成婚退会した人数 20名 ÷ ①今まで入会した総入会者数 200名 =10%

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かわまた
今まで入会した総会員数を分母にして計算した数値です。厳密に言えばこちらが真の成婚率というべきですね。

計算式その②「④算出期間中の成婚退会者数」÷「②算出期間中の総登録人数」

算出期間中に成婚退会した人数 15名 ÷ ②算出期間中の登録会員数 100名 =15%

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かわまた
算出期間を区切ってその間に在籍していた会員数を分母にして、その期間中に成婚退会した人数で計算した数値です。成婚者数が多かった期間で計算すれば数値は上昇してしまいますが、トータルの人数は同じですね。

計算式その③「成婚退会者数」÷「⑤総退会者数」

成婚退会した人数 20名 ÷ ⑤総退会者数(③+④) 40名 =50%

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かわまた
退会した会員のみを分母にして計算した数値です。見事に5倍まで跳ね上がりました。実はこの計算方法で算出した成婚率を公表している相談所がとても多いんです・・・

参考までに検証

総退会者数の中の途中退会(成婚退会ではない)の割合はあくまで仮定ですので、この値が低くなった場合の数値変化は以下の通りです。

成婚退会した人数 20名 ÷ ④通常退会者数20名総退会者数③+④) 40名 =50%

成婚退会した人数 20名 ÷ ④通常退会者数15名総退会者数③+④) 35名 =57.1%

成婚退会した人数 20名 ÷ ④通常退会者数10名総退会者数③+④) 30名 =66%

成婚退会した人数 20名 ÷ ④通常退会者数 5名総退会者数③+④) 25名 =80%

もはや同じ指標とは言えない?・・・

成婚率」を求めるにあたり明確に計算方法が定義されていない以上は、どの計算方法よって算出されたものが正しいとは断言できません。

それを踏まえ、それぞれの計算方法で算出された数値がどのような意味を表しているかを認識しておくことが重要になりますね。

成婚退会 ÷ 総入会者数で計算した場合は入会者の中の成婚退会の割合」

成婚退会 ÷ 総退会者数で計算した場合は退会者の中の成婚退会の割合」

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かわまた
計算方法によって数値が持っている意味合いがだいぶ変わってしまいます。もはや同じ指標とは言えないですね・・・

計算方法によって成婚率が跳ね上がる。しかも計算方法に絶対的な定義はない!

今回定義したサンプルデータを基に計算すると、同じ 【成婚退会した人数20名】でも、各計算方法によって求められる成婚率になんと5倍もの差が生じています。

計算方法に関して明確な定義はないのであれば、当然数値が最大となる計算方法で算出した数値を公表することが宣伝効果を高めるためにも有効であり最善の選択となるわけです。

「その他の成婚率を上げるための計算条件」

  • 期間を限定する
  • コースを限定する

上記のように算出条件を絞り込むことでよりよい数値を求めることができそうですね。明確な基準はありませんからなんでもありなんです。

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疑問女子
どんな計算方法なのかをはっきりして欲しいですね・・・

IBJの成婚率はどのように算出している?

皆さんが気になるところの、IBJはどんな計算方法で成婚率を算出しているかということについて調べてみましょう。まずはIBJの直営店である「IBJメンバーズ」が公表している成婚率を見てみましょう。

IIBJメンバーズは50.4%の成婚率を実現。出会いの質やカウンセラーのサポートにこだわるからこそ、高い成婚率を実現できています。

※当社では、一定期間内における全退会者のうち、成婚退会者の割合を『成婚率』としています。2020年4月~9月の半年間での主要コース実績

結婚相談所IBJメンバーズオフィシャルサイトより引用

IBJ直営店の「IBJメンバーズ」で公表されている数値の計算方法は、

計算式その③成婚退会者数」÷「⑤総退会者数(成婚+一般)

でした。つまり

退会者の中の成婚退会の割合」ですね。

しかも半年間の実績であるため、とても限定的な数値であるようですね。

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チェック
退会した会員のうち半数は成婚退会であればいいほうじゃないですかね?でももし一般退会者が少なかったら数値が上がっ・・・・・

IBJ加盟店の成婚率も調べてみた

IBJ直営店の「IBJメンバーズ」が「成婚退会者数」÷「⑤総退会者数(成婚+一般)」の計算方法で成婚率を算出していましたが、同じシステムを利用する「IBJ加盟店」についてはどうなのかということも気になると思います。

IBJメンバーズ」の各支店とは違い、「IBJ加盟店」は各相談所ごとにサポート内容や料金設定等が違うため、一概にくらべることはなかなか難しいのですが、サイト上で成婚率の高さを強調している相談所をいくつかピックアップしてみたところ、55%~75%(おおよそ)とかなり高い数値でアピールしているところが多数ありました。

そのような相談所のほとんどは「IBJメンバーズ」と同じ「成婚退会者数」÷「⑤総退会者数(成婚+一般)」で算出していました。また期間についても限定的な数値が多いようです。

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かわまた
なかには90%という相談所もありました!(計算方法の明示は無し)

「成婚率」が高い結婚相談所に入ることは効果的なのか?

結婚相談所 成婚率 実態
よく分からなくなってきた・・・

これまで見てきたとおり、目先の数値に惑わされる前に算出方法によって大きく変わってしまう数値にどれほどの価値があるのかを考えてみるべきです。

先ほどの調査研究報告書によると

『算出式は「成婚者数」÷「会員数」。数値は各事業者から集めた回答の平均値を使っています。だから、結婚相談所の業界全体として成功率10%程度ととらえることができるのです』

出典:東洋経済オンライン「婚活業界の”不都合な真実”なぜ婚活の成功率はこんなに低いのか」より引用

とあるように、実際に目安となる数値としては「成婚者数」÷「総会員数」の算出方法が一番適していますが、実際に成婚率を公表している相談所を見てみると、成婚率の値は50%以上です。

このことからも「成婚退会者数」÷「総退会者数」で算出された数値を公表しているケースが多いと思われます。

今回調査して分かったことは、50%~60%前後の数値は実は平均的な数値ではないかということですね。

平均的な数値よりは良いかもしれないが突出してよいわけでもない

世間一般のイメージとして婚活サービスでの成婚率は概ね10%前後というような認識がありますので、その状態で50%前後の数値を目の当たりにすると確かに凄い!となる訳ですが、実際には計算方法によっては大きく下がってしまうということを頭に入れておくことが大切です。

成婚退会者数」÷「総入会者数」の計算の根拠をしっかりと提示したうえで、20%以上を誇る結婚相談所があるとするならば、それはとても素晴らしいことであり優秀な相談所と言えると思います。

但し、会員数が少ないほうが有利になりますので、小規模相談所大手相談所を一概には比べられませんので注意しましょう。

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かわまた
小規模相談所は登録人数が少ないので必然的に高い数値になりやすいです。

まとめ

結婚相談所 成婚率 実態
見た目の数値に惑わされるな!

どのような計算方法であれ成婚率の高さを謳うということは、成婚のためのサポートに力を入れているという方針の表れである可能性が高いということは間違いありません。

数値の高低は絶対的な基準が存在しない以上明確な判断は不可能ですが、根本的な方針を判断する材料の一つとしては十分機能するはずです。入会までは一生懸命で入会後の対応はいい加減という方針の相談所であればもっと低い数値が出る可能性は高いわけで、そのようなところがわざわざ数値を公表するはずもないと考えられますしね。

これらを踏まえ、今後の結婚相談所比較の際はじっくりと検討されることをおすすめいたします。

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かわまた
くれぐれも目先の数字に惑わされないようにご注意を!