何事も経験から学ぶ教訓というものがあります。
何かを始める前に、他人が経験から得た教訓を理解した上でことに当たるのと、何の予備知識もなく手探りで進めていくのとでは、進展具合に大きな差が開くことがあります。
そこで今回は【結婚相談所で幸せな結婚を手に入れるための7つの教訓】と題して、婚活を有利に運ぶための事前の心構えをまとめてみました。
自分の経験から学ぶか、他人が経験から得た教訓を活かすか、あなたはどっち派ですか?
教訓① 恋愛結婚ではなくても十分幸せになれると心得る
恋愛結婚じゃないと幸せになれるのか不安とお悩みの方も多いと思います。
普段の生活の中で自然に出会い、恋愛を成就させて幸せな結婚生活を送れたらそれに越したことはありませんが、実際にはなかなか自然な出会いは訪れてくれないものですよね。それは決してあなただけではありません。
また、恋愛はその人とずっと一緒にいることができる結婚がゴールになりがちです。結婚という願望がかなってしまった後は、達成感を得てしまいすっかり恋愛感情が冷めてしまったり、さらなる情熱や刺激を求めるあまり夫婦間で感情のギャップができてうまくいかなくなったりということもあります。
結婚生活で大切なのはときめきよりも「安心感」です。
ゆっくりと流れる時間の中で安心感や安定的な生活を続けていくことで幸せを実感するものです。
結婚相談所での出会いでも、お互いに無理しない自然体の自分でいられる相手とゆっくりと長い人生を歩んでいくことで、いつか振り返った時に幸せだなと実感できることでしょう。
教訓② 挫折感を味わってからが本当の勝負時と心得る
始める前は自分は大丈夫だろうと誰もが思うものですが、実際に活動を始めてみると理想と現実のギャップにショックを受けるものです。
自分は思い通りの結婚は出来ないのだろうかと深く悩み挫折感を味わった後、どう行動するかでその後の人生が変わってきます。
自分の理想と現実のギャップを知ること、自分が求めているものをしっかりと見極めることで長い人生のパートナー像というものがおぼろげに見えてきます。
それを踏まえてじっくりとお相手と向き合っていくことで幸せな結婚に一歩ずつ近づいてくでしょう。現実逃避して婚活から逃げてしまっては、決して幸せな結婚にはたどり着くことはできません。
教訓③ 追いかけるのは心ときめく恋愛、応えるのは幸せなれる結婚に向けた恋愛と理解しておくこと
恋愛の醍醐味は、恋焦がれた人を追いかけた末に結ばれることですが、結婚相談所でそんな恋愛の末の結婚を望んでいても意味がありません。
結婚を真剣に考えているのであれば、どきどきするような恋愛への憧れを抑えて現実を見据え冷静に判断しましょう。
結婚への近道は、求めてくれる人に応えることです。
自分が追い求めるのも恋愛のカタチですが、相手に応える恋愛もひとつのカタチです。
教訓④ 過去の栄光を引きずらず今の現実に向き合うこと
若いときはとてもモテた。皆がうらやむような素敵な相手と付き合ってきた。だから元彼よりもレベルを下げてまで結婚したくない・・・
過去の栄光を引きずってしまう傾向は女性に多く見られます。彼女らは、若いときに少し年上の余裕のある男性人からちやほやされてきた経験があり、同世代の男性達よりもスマートな振る舞いができる男性との恋愛を楽しんできたため、その感覚が当たり前のように感じてしまっています。
そんな女性たちを苦々しく思いながら、懸命に仕事に励んできた同世代の男性達も多いでしょう。そんな男性達は、やがて年齢を重ねるごとに社会的地位や年収も向上し大人の男としてに魅力が増して徐々にモテるようになっていきます。
そんな彼女達がそろそろ真剣に結婚したいと考え始めたとき、同世代の男性達はかつて女性が付き合ってきた男性達と同じように素敵な大人の男になっているものの、彼らが意識しているのは自分より若い女性たちであり、自分は見向きもされないと自覚したとき、上記のような言い訳にも似た言葉がついつい出てしまうのです。
そこで考えを改めて、今の自分の現実を見つめなおし自分に合った相手を見つけようと心を入れ替えるのか、若い頃の栄光を引きずっていつまでも高望みを続けて婚活していくのかで大きく人生の結果が変わっていきます。
教訓⑤ 他人の評価は気にせず無理しない自分でいられる相手を探すこと
誰しも人に自慢できるような相手と結婚したいと思うものですが、結婚はあくまで自分の幸せのためにするものであって、例え他人の評価は低くとも、自分がずっと一緒にいたいと思える人を探すことを心がけてください。
他人の評価を気にしだすときりがなくなり結局チャンスを逃してしまうことになりかねません。判断基準はあくまでも自分の心です。
教訓⑥ 自分の願望を押し付けるより相手の願望を受け入れてみること
自分のことが好きなのなら自分の願望を受け入れて欲しいと願うことは誰もが持っている欲求です。しかしながら、度が過ぎればそれは単なるワガママでしかありません。
始めのうちは相手も受け入れてくれるかも知れませんが、それが当たり前となってしまうと相手も疲弊して愛想を尽かされてしまうことでしょう。
自分が求めるよりも相手の願望を受け入れてみようと心がけて相手と向き合ってみましょう。そう意識することであなたに対する印象は大きく変わっていきます。
気をつけなければいけないことは、何でも受け入れ過ぎてあなたの心が破綻しないように、無理なものは無理とはっきりと意思表示することです。
そうして少しずつお互いの居心地のいい距離感を作っていくことが大切です。
教訓⑦ 全てのことに感謝できる自分に変えること
誰しも、極限の状態や生命の危機に直面したときにその状況から救い出してくれた人に感謝することはできるしょう。しかし平穏無事な生活の中で何事にも感謝できる心を持つことはとても難しいことかもしれません。
現代は何でも不自由なくできること、何でも揃っていることが当たり前になっているため、今持っているもの以上のものを手に入れようとすることばかりに気をとられ、既に今持っているものに感謝することはまずありません。
もう既に持っているのに、もう既に十分幸せなのに、それらに気がつかず何かに突き動かされるようにさらなる何かを求め続け、疲弊し不満を抱えながら生きている人が多くいます。
婚活中の方々も同じように、出会うことが当たり前となり、さらにいい条件の人がいないのかと探し続け、挫折し心が疲弊していきます。いつしか自分が何を求めて婚活を始めたのかを見失っていきます。
幸せな結婚を手に入れるために必要なことは、どんな相手との出会いであってもあなたに貴重な経験をさせてくれたと考えることです。
出会えた事を当然だとは思わず感謝する、例えどんな結果になろうとも貴重な学びを得るために必要なことだったと感謝する、全て自分でコントロールできると思わず少し力を抜くこと学びましょう。
そうすることで、人生の流れに身を任せてみることも必要だと考えることができるようになります。
まとめ
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
オットー・フォン・ビスマルク(1815年 – 1898年)
愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。
Nur ein Idiot glaubt,aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor,aus den Erfahrungen anderer zu lernen,um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.
自分自身の経験から学ぶだけでなく、他人の過ちを学ぶことで自分が同じ過ちを犯すことを避けることが大切だということを伝えています。
婚活に於いて感じることは誰しも同じようなことです。
他人が経験から得た教訓を参考にするかどうかはあなた次第です。
婚活は七転び八起き、躓いた時こそ見直してみる価値はありそうですね。