最近は『再婚したい』という人達の多くが結婚相談所で婚活しています。
出会いの場を提供しているサービスは世の中に数多くありますが、結婚に対する本気度という点でみると結婚相談所はダントツの信頼感があるサービスです。
それ故に、まずは大前提として「結婚を真剣に考えている」人が活動している結婚相談所で、自分の事情を理解してくれる人をじっくりと探そうという方が年々増えているのです。
離婚を経験している方となると、それ自体がネックになったりお子様の事情もあったりと、初婚の方にとってはどうしてもハードルが上がってしまうため、再婚希望者の方の婚活は非常に厳しいものとなります。
反面、再婚希望者は結婚に至る可能性が高いともいわれています。それはやはり、辛い「離婚」という体験から多くの事を学び、より現実的に相手を見極めていくことができるために、必要以上の高望みや表面的な魅力だけに惑わされずにお相手選びをすることができるからでしょう。
そこで今回は、『再婚したい人』が増加中の裏側にある【離婚した原因】について調べてみたと題し、離婚原因となる要素を調査してみました。
結果的に離婚に至る原因となる要素を事前によく把握しておくことは、初めての婚活中の皆さんのお相手選びに大いに役立つはずです。
離婚に至る動機についての統計を調べてみた
資料: 最高裁判所事務総局「司法統計年報」 離婚の申し立ての動機別割合-平成10年- https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/rikon_8/repo12.html
上記資料を見ると、男女共の一番の原因は「性格が合わない」となっています。
以降は、女性側の理由順になっていますが、注目なのは男性側の原因として「異性関係」とほぼ同数で2番目となっている「家族・親族と折り合いが悪い」ですね。
婚活中は、結婚は二人だけの問題ではないということをついつい忘れがちになりますが、お互いの家族同士の一大イベントであるということを常に頭に入れておかなければ、せっかく苦労して婚活の末に幸せを手に入れたはずなのに、新たな悩みを抱えてしまうことになりかねません。
離婚原因となる要素を慎重に見極めて選べば長続きする?
離婚を経験した方々の貴重な教訓と言えるこれらの事項を踏まえてお相手探しをすることで、末永い結婚生活を共に歩めるお相手とめぐり合うかもしれませんね。
性格が合わない
人それぞれ考え方や感覚・趣味・趣向は違うものです。
やはりある程度のものの考え方が合っていないと、ほんの些細なズレがいずれは決定的な亀裂となって修復不能になってしまいます。
結婚すればいずれは変わってくれるだろう、子供ができれば変わるだろうというような、自分の価値観を前提とした一方的な期待は禁物です。
そのような状態で結婚してしまうと、相手が自分の思うように振る舞いをしてくれないときに大きなストレスとなり、次第にそのストレスがあなたを支配するようになります。
そうなってしまうと、相手のほんの些細な行動にイライラしてしまい、全て相手が悪いと考えるようになってしまいます。
暴力をふるう
もちろん、男性が女性に対して行うことが多いようですが、女性が男性に対して行っているケースも増えているそうです。
暴力をふるう男というと、無条件に男が悪い!といった反応になりがちですが、女性が男性を追い込み逃げ道のない状態にしてしまい、最終的な感情の爆発として暴力を振るってしまうケースも多々あります。
その場合は女性側も一方的な被害者とはいえない可能性もあり、やはり当人同士の問題であるといえます。
異性関係
以前は「不倫」を助長するような風潮もありましたが、やはり家庭崩壊を招く原因として男女共に高い割合を占めています。
生活費を渡さない
結婚後もお互い働いていて子供がいないうちは独身時代とあまり変わりませんが、子供ができると、女性は休まざるをえなくなり当然ながら自分が使えるお金が減ってしまいます。
もし過度にお金がかかる趣味を持っていたとしたら、当然ながら趣味にかけるお金を減らして続けるかすっぱりやめてしまうかの選択を迫られます。
もしそこで、家庭より趣味のほうが大切と考えてしまうようなら当然ながら家計のバランスは大きく崩れてしまいます。
趣味といってもその質はさまざまで、よい趣味もあれば、結果的に悪い趣味もありますので、それを事前に見極めておかないと痛い目に合うかもしれません。
精神的虐待
「性格が合わない」と同じようにとても難しい問題です。
自分にとってはごく当たり前のことであっても、相手にとっては受け入れられない難しいことかもしれません。たとえ夫婦であっても、相手がどう考えるかを慎重に考えなければ、本人は自覚のないままに精神的虐待の加害者になってしまうかもしれません。
浪費
長い人生お金にまつわる悩みは尽きません。
実際にお金を持っていても持っていなくても、それぞれの状況に応じた悩みが必ずついて回ります。
浪費という行動の先には一種の麻薬的快感あります。このような性質を持っているとまず改善することはありません。
家庭捨てて省みない
結婚前は分かりにくいかもしれませんが、つまるところ「自分優先かどうか」という部分でおおよその判断はできるでしょう。
家庭を持つということは相応の負担を背負うことになります。その覚悟を持っているのかいないのかは必ず見極めておかなければいけない要素の一つです。
家族・親族と折り合いが悪い
結婚は決して二人だけの問題ではありません。互いの家族や親戚を含めたいろいろな人達が関わる一大イベントです。
「郷に入ったら郷に従え」という言葉を胸に何事にも耐える覚悟を持って結婚できればいいですが、現代人はなかなかそうは考えられません。
最低でも、お相手の両親に対する想いや家族観は必ず確認しておきましょう。
酒を飲み過ぎる
何事も「過ぎる」ことにいいことはありません。
昔から腹八分目という教訓があるように、少し足りなくらいに留めておけば深みにはまることもなく一つの楽しみとして息抜きのひとつになるでしょうけどね。
異常性格
本人にとっては当たり前でも他人にとっては異常なことかもしれません。
ほんの些細な事でも数多く積み重なれば大きな事に発展していきます。少し神経の細かい人なだけなのに、相手からすると異常性格と受け取られているかもしれません。
性的不満
誰かに言いたくても決して口にはできない性的な不満を抱えている方も多くいます。とても難しい問題ですが、その不満を無理に解消しようとするとさらに悪い自体を招きかねません。
同居に応じない
結婚するということは、特段の事情がない限り同居するということは必然的です。これに応じられないという時点で結婚生活は崩壊しているも同然です。
病気
結婚相談所では、事前にお相手に伝えておくべき事項がある場合、お問い合わせ事項として担当者を通してお相手に伝えておく必要があります。
それを隠して話を進めたとしても、いざその事情を開示したときにトラブルになりかねませんので注意が必要です。
まとめ
今回は、『再婚したい人』が増加中の裏側にある【離婚した原因】について調べてみたと題し、離婚した原因を参考にすることでお相手探しの一助となるのではと考えてみましたがいかがでしたでしょうか。
離婚の原因を見ていくと、学歴や年収などの条件だけがお相手選びの要素ではないということを改めて認識させられます。
婚活のゴールは結婚することではありません。結婚して長く続けていくことができるお相手を見つけることが本当に求めるべきゴールです。
そのために、お相手の本質や自分と合っているのかどうかをじっくりと見極めてくださいね。